行動のコントロール

繁殖期の行動コントロール

オスは顕著ですが、メスにおいても繁殖期になると攻撃的になったり、ヒトや他の犬に対しての態度がいつもと変わってしまうことがあります。とても大人しくかったり、社会生活を問題なく送っている犬も、ホルモンに影響によってその性格や行動に変化が出てしまうこともあります。
一般的に、繁殖期になるとペアを求めて行動が変わったり、落ち着きがなくなってしまうと言われています。また、ペアにならない他の犬や、周囲のヒトに対しての態度も変化すると考えられています。その期間も様々で繁殖期の捉え方にもよりますが、2週間ー4週間、それが続くこともあります。
現在では犬も伴侶動物として、家族の一員となって生活をしています。そのためにはしつけをはじめとして、ヒトのルールを理解して貰って共同生活を送る必要があります。その際に発情など、ホルモンの変化があるとコントロールが難しくなることがあります。特に子犬から初めての発情を経て自我が形成する時期などではそれが顕著になることもあります。
犬において、それがどれだけの問題かどうかは不明なことも多いですが、考え方として、繁殖期を迎えたのにも関わらず、そのペアを見つけることが出来ないというストレスも問題になることがあります。これに関しては意見は様々ですが、人間社会の中で生活する伴侶動物としては、飼い主が配慮する必要があるのかも知れません。
 

不妊化によってコントロールできる疾患

  • 繁殖期のストレス

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